国内政策

約束草案の要綱案

日本のINDCの案が今日の審議会で提示されました。 産業構造審議会 産業技術環境分科会 地球環境小委員会 約束草案検討ワーキンググループ中央環境審議会地球環境部会2020年以降の地球温暖化対策検討小委員会合同会合(第7回)‐配布資料 2030年までに、温室効…

エネルギーミックスの数字

今年に入ってから開催されていた経産省資源エネルギー庁の下での、いわゆる「エネルギーミックス」に関する案が公開されました。下記の審議会配布資料の中にある「骨子案」というのがそれです。 総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会 長期エネルギー需給…

安倍首相の施政方針演説

今更なんですが、安倍首相の施政方針演説での気候変動・エネルギー関連部分をチェック。ほとんど自分のための備忘録に近いですが。(エネルギー市場改革)電力システム改革も、いよいよ最終段階に入ります。電力市場の基盤インフラである送配電ネットワーク…

京都議定書の記念日と移行期に

今日は、あまり知られていないと思いますが、8年前の今日、京都議定書が発効しました。そして、今年は同時に、京都議定書の第1約束期間から第2約束期間への移行期の年でもあります。京都議定書が持った意義は、単に先進国に排出量削減目標を課したというだけ…

菅首相の施政方針演説の中での気候変動(温暖化)対策

今日から国会が始まった。施政方針演説*1で、菅さん、気候変動について何かいうかなーという淡い期待を抱きつつも、仕事中にチェックすることが出来なかったので、ネットで探したら、 時事ドットコムに全文が載っていた。ザーッと全体を眺めてみたけど、ごく…

新しい内閣の気候変動問題についての立場は・・・?

#この前書きかけてポストするの忘れた記事です。また今更のネタだけれど、この前、内閣改造が行われ、「菅第2次改造内閣」が発足した。気候変動対策が、昨年末に開催された「地球温暖化問題に関する閣僚委員会」において大幅に後退し、今後の政策の見通しが…

地球温暖化対策基本法案が衆院を通過

昨晩、地球温暖化対策基本法案が衆議院を通過した。http://www.asahi.com/eco/TKY201005180554.html少し揉めたようではあるが、ひとまず通過し、議論の場は参議院に移った。ウェブキャスト等をまだ見ていないので、14日の環境委員会での様子も、昨晩の本会議…

地球温暖化対策基本法案の閣議決定と中長期ロードマップの議論

この間、国内的なビッグニュースとしては、なんといっても地球温暖化対策基本法案が閣議決定されたことだろう。 環境省報道発表資料平成22年3月12日:地球温暖化対策基本法案の閣議決定について(お知らせ) いろいろあったが、 とりあえず、国際合意を条件…

各国が掲げている削減目標は「2℃未満」にとって十分なのか?(2)

Climate Action Tracker さて、ちょっと間が空いてしまったが、前回の続きである。今回は、Climate Action Tracker を取り上げる。Climate Action Tracker は、ヨーロッパの著名な研究機関であるEcofysや、Nature に載ったカーボン・バジェットに関する論文…

各国が掲げている削減目標は「2℃未満」にとって十分なのか?(1)

全体目標が持つ影響に関する3つの研究 コペンハーゲン会議(COP15・COP/MOP5)までの過程の中で、先進国や一部の途上国は自国の温室効果ガス排出量削減に関する中期目標(〜2020年)を自主的に発表している。日本が、政権交代後、2020年までに1990年比で25%…

各選挙区の候補者の温暖化対策への姿勢が分かるサイト

ちょっと仕事に関連してしまうのだけれど、広く関心のあることだと思うので少し宣伝。うちの団体も参加しているMAKE the RULE キャンペーンが、昨日、各選挙区での候補者の温暖化対策に対する姿勢をチェックできるサイトを作成した。 未来を選べ! 衆議院議…

公明党・社民党・共産党のマニフェスト/選挙政策

昨日は民主党のマニフェストについて言及したが、今日、改めて各党を見てみると、結構、各党とも出している。ということで、昨日に引き続き、各政党のマニフェストもしくは選挙政策について、気候変動政策関連分野のみ、ざっと見ておく。昨日の民主党の時と…

民主党のマニフェスト発表

今回の選挙は、ひょっとしたら政権交代がありうるかもしれない選挙ということで、世間的にもきわめて注目度が高い。個人的にも、楽しみ(?)な選挙だ。気候変動政策の分野においても、現政権が存続するか、民主党が政権を奪取するかによって、その後の政策…

『日経ビジネス』の太陽電池特集

もう1週間以上遅れた話題になってしまうが、6月8日号の『日経ビジネス』は太陽電池を特集していた。『日経エコロジー』との共同取材ということのようで、執筆陣にも『日経エコロジー』で見慣れた面々が並んでおられる。最近、固定価格買い取り制度(フィード…

中期目標発表の後

昨日、予定通り麻生首相が中期目標を発表した。スピーチのテキストとその動画は、官邸のウェブサイトから見ることができる。大方の予想通り、2005年比15%(1990年比に直すと約8%)の削減という目標だった。それ以外の部分では、特にこれまで言っていないよ…

日本の中期目標の発表

今日の18時に、温室効果ガス排出量削減に関する、日本政府としての中期目標の発表がある。2020年までに何パーセントの排出量を削減するつもりがあるか、ということの発表である。発表は、総理の記者会見という形で行われ、NHKで生中継される予定だ。報道では…

中期目標発表まであとわずか

日本の中期目標の発表まであとわずか。巷の噂では10日の夕方らしい。7日の朝日や日経によれば、首相はどうやら「90年比7%削減」=「05年比14%削減」の路線でいくつもりらしい。「7%削減」は、政府が「最大導入ケース」という名前で呼んでいる選択肢であり…

日経の意見広告とオンライン署名

一昨日(6月2日)の日本経済新聞朝刊にNGO合同の意見広告が出た。実はここ最近の目の回るような忙しさの半分はこれが原因であった。いろいろと大変だったし、実は今も大変なのだが、こういうキャンペーンのやり方とか、広告の仕組みとか、様々な面で勉強にな…

【ご案内】政府の「地球温暖化の中期目標に関する意見交換会」

このブログでも前にとりあげた中期目標の議論について、政府が意見交換会を開催する。 地球温暖化の中期目標に関する意見交換会について(PDF) 東京会場は今日までが申込締切だけど、他の地方でもある。中期目標検討委員会の過去の議論については、こちらを…

中期目標検討委員会での議論

1月23日の第3回中期目標検討委員会会合 1月23日(金)に、政府の中期目標検討委員会が開かれた。この委員会は、その名前が示す通り、日本の温室効果ガス排出量削減の中期目標を議論する委員会だ。「中期」とは、この場合は2020年のことを指している。2013年…

政策手法分科会とか

政府の温暖化対策については、しばらくあんまり表面上動きがなかったのだけれど、最近、審議会やらパブコメやらが少し相次いでいるので、まとめて紹介しておこうと思う。まず、このブログでも何回か触れているが、10月から排出量取引制度の施行的実施が開始…

福田総理の辞任と温暖化政策の継続性

福田総理が突然辞任した。新聞やテレビでの反応をみていると、内閣改造・臨時国会召集後の突然の投げ出しに対して憤りを感じている人が多いようだ。私は「この時期に辞めちゃうのか」という半ば驚きとある種のあきらめ感をともなった不思議な気持ちにさせら…

「福田ビジョン」の政府「低炭素社会づくり行動計画」

本当は前回のサミット評価の続きを書こうと思っていたのだけれど、それは明日に回して、今回は時事ネタをとりあげようと思う。やっぱりこういうのはそれが出た早い段階で、少し考えておくのがよいだろうし。今朝の新聞各紙(朝日、読売、毎日、日経)で、先…

福田ビジョン

9日月曜日、福田総理がG8へ向けての方針、通称「福田ビジョン」を発表した。正式なタイトルは、“「低炭素社会・日本」をめざして”で、日本記者クラブにおいて、総理自身のスピーチという形で発表された。いつだったか忘れたが、町村官房長官が日本の長期目標…

日本政府が6月に長期目標を掲げる?

昨日の朝日新聞朝刊のトップに、「政府、温室効果ガス60〜80%削減案 50年時点で」という記事が出ていた。なんでも、町村官房長官が、10日に行われた講演の中で、日本が長期(2050年)の目標について述べる可能性について言及したらしい。日本政府は、…

排出量取引制度に関する6つの流れ

2月は中旬までとても忙しかった後遺症で、気がつけば1回しか更新していなかった。ちょっと気を抜けばあっという間に時間が経ってしまう。世間では、ここ1ヶ月ほどの間に気候変動政策をめぐる分野で色々な動きがあった。特に排出量取引制度に関する分野では、…

福田総理のダボス会議でのスピーチ

前回も書いたが、日本時間の26日19:30(正確にはちょっと過ぎていたが)ダボス会議(世界経済フォーラム)で、福田総理がスピーチを行なった。福田総理は、スピーチに先立ち、BBCのインタビューに答えたり、Financial Timesに寄稿したりしていた。ダボス会議…

福田総理の施政方針演説

先週18日の話になるが、福田総理が国会で施政方針演説を行なった。その演説の中で、福田総理が気候変動の問題についてどう言及したかをちょっと見てみる。まず冒頭、他の諸問題と共に地球環境問題を真摯な取り組みが必要なものとして位置づけた後、 生活者・…

代理戦争

昨日、東京都の気候変動政策に関するステークホルダー・ミーティングというのがあって、それを傍聴する機会があった。現在、東京都は新しい気候変動政策方針の下、環境確保条例改正へ向けての議論が行なわれている。このステークホルダー・ミーティングもそ…

東京工業品取引所と東京証券取引所が排出量取引制度についての共同研究

昨日の朝日新聞のニュースより。最近、徐々に日本国内でも排出量取引制度に関する関心が高まってきているように思う。これまでは、「排出権」という言葉が新聞の紙面に出る時は、大概はCDMのことだったのだが、最近ではそうでもない。東京工業品取引所(TOCO…

排出量取引制度に関するシンポジウム

最近は再来週の火曜日に開催するシンポジウムの準備でやたらと忙しい。もう既に2週間を切っているというのに、まだ最終的にスピーカーの確認が得られていないところもあったりして、ちょっと(というかかなり)胃が痛い感じだ。シンポジウムでは、配布資料と…

「論点整理」パブコメ

今日はもう疲れてしまって、あんまりコメントする気力もないのだけれど、京都議定書目標達成計画の評価・見直し過程で、先日までの審議会(中環審・地球環境部会と産構審・環境部会地球環境小委員会の合同部会)の議論を受けて、今後の議論のための「論点整…

自主行動計画フォローアップ結果

ちょっと前に、経産省の自主行動計画フォローアップ結果についてのパブリックコメントの機会があった。これも、昨年11月からやっている京都議定書目標達成計画の評価・見直しの流れの中で行われたものだけれども、自主行動計画のフォローアップ結果について…