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温暖化

北極に関するシンポに出てみて

北極に関するシンポジウム 今日は、「北極温暖化の実態と影響」というイベントに行ってきました。 個々のお話は面白く、勉強になるところが多かったのですが、会場からの質問や、パネルディスカッションのモデレーターの方からの質問に対する諸回答が煮え切…

排出量データの可視化

最近、色々複雑なデータをどうやって可視化するのかということに関心があります。今日も、WRI (World Resources Instiute) のウェブサイトを用事があって、あさっていたら、下記のインタラクティブなグラフを見つけました。 うまくできてますよねえ。ちょっ…

約束草案の要綱案

日本のINDCの案が今日の審議会で提示されました。 産業構造審議会 産業技術環境分科会 地球環境小委員会 約束草案検討ワーキンググループ中央環境審議会地球環境部会2020年以降の地球温暖化対策検討小委員会合同会合(第7回)‐配布資料 2030年までに、温室効…

COP21・パリ合意へ向けた国別目標案(INDC)一覧

12月のCOP21、パリ合意へ向けて、各国がINDC (Intended Nationally Determined Contributions)の提出を始めています。現時点までで、8つの国・地域(EUを含むので)が提出しました。INDCは、日本語では「約束草案」とか「国別目標案」などと訳します。政府…

エネルギーミックスの数字

今年に入ってから開催されていた経産省資源エネルギー庁の下での、いわゆる「エネルギーミックス」に関する案が公開されました。下記の審議会配布資料の中にある「骨子案」というのがそれです。 総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会 長期エネルギー需給…

ADP2.8が2月8日〜13日に開催

今年も気が向いたときだけしか書けないでしょうけど、ぼちぼちと。 ADPの開始 昨年のペルー・リマでのCOP20の決定を受け、いよいよ今年最初の国連気候変動会議(ADP)が始まります。今回はスイス・ジュネーブで、2月8日〜13日の開催予定です。相変わらず、い…

BASIC閣僚会議の結果

BASIC閣僚会議 気候変動に関する国際交渉で出てくるグループの1つに、BASICというのがあります。メンバーであるブラジル、南アフリカ、インド、中国の頭文字をとった名前で、途上国の中でも成長が著しい、リーダー的な存在の国々のグループです。 そのBASIC…

気象庁の『気候変動監視レポート2013』の発表

恒例の報告書 気象庁が今年度版の『気候変動監視レポート』を7月31日に発表しました。 気象庁:「気候変動監視レポート2013」の公表について 気象庁:気候変動監視レポート この報告書は、ここ何年かは毎年発行されている報告書で、世界と日本の気候の状態や…

環境NGOによるボン会議の報告のまとめ

NGOによる報告 1ヶ月以上経ってしまいましたので、ちょっと今更な感じもしますが、そういえばまだ紹介してなかったので、日本の環境NGOによるボン会議のまとめをご紹介。まずは、文書として用意されているもの。 WWFジャパン:2014年 国連気候変動ボン会議(…

2050低炭素ナビ(日本版2050パスウェイ・カルキュレーター)

先日、低炭素ナビ2050っていう、オンラインで操作できる簡易シミュレーターの発表会に行ってきました。 2050低炭素ナビ(日本版2050パスウェイ・カルキュレーター) ウェブ上で操作できるウェブ版と、Excelファイルをダウンロードして操作する2つのバージョ…

気候サミット2014へのオバマ大統領と習近平総書記の参加?

気候”サミット” 今年9月23日に、潘基文国連事務総長の主催で気候サミット2014(Climate Summit 2014)が開催されます。 これは、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)に基づいて、継続的に開催をされている締約国会議(COP)などの会議とは別で、言ってみれば一過…

太陽と温暖化

Skeptical Science Skeptical Scienceというウェブサイトがあります。気候変動(温暖化)の科学について解説しているウェブサイトで、特に懐疑論と言われる議論でよく出てきそうな議論について、1つ1つ、丁寧に解説をしているウェブサイトです。色々な国の研…

気候変動ドキュメンタリー:Years of Living Dangerously

ジェームズ・キャメロン監督 仕事で関係してもらっている人から教えてもらったドキュメンタリーです。 Years of Living Dangerously 米テレビ局のShowtimeが作成したものです。ハリソン・フォード、ドン・チードルやトーマス・フリードマンなどの著名ジャー…

6月は最も暑かった?

気象庁の世界と日本の気温データ 関東では暑い日々が続きますが、気象庁によると先月(6月)は、1891年の統計開始以降、最も暑い6月だったようです。2014年6月の世界の月平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の1981〜2010年平均基準にお…

ニューズウィークの温暖化特集に寄せて

最近、ちょっと嬉しいことがありました。 今週号(2014年7月22日号)のニューズウィークは「温暖化の暴走」という特集で、世界各地での温暖化影響のレポートが主でした。2℃を超える温暖化によってどんなことが期待されるかについて、やや煽り気味ながら(笑…

ドイツでの前進、オーストラリアでの後退

メルケル独首相は再びやる気になったのか? 2010年から開始され、今年で5回目の開催となる「ピーターズブルク気候対話」(2014年7月14・15日;ドイツ・ベルリン開催)において、メルケル首相が行ったスピーチが注目を集めています。 そのスピーチの中で、メ…

気候変動/温暖化問題の盛り下がり?

仕事で環境に携わる人たちと話をしていると、ここ何年かの傾向として、あきらかに気候変動/温暖化問題への関心が下がってますよね〜という話が出ます。 これは、日本国内では如実にそうですが、他の国のNGOメンバーと喋っていてもそうです。国際的には、こ…

IPCC第5次評価報告書第2作業部会報告書の発表

3月31日(月)、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第5次評価報告書の第2作業部会の報告書が発表されました。 政策決定者向けの要約 報告書本体 いずれも最終の編集・校正作業が終わる前のもののため、リンクのURLはいずれ変わります。今回の第2作業…

政府審議会のペースが遅い

先週19日と今週24日に、それぞれ、温暖化とエネルギーに関する審議会が開催されまいた。前者は、正式には、 産産業構造審議会 産業技術環境分科会 地球環境小委員会、中央環境審議会 地球環境部会 合同会合(第36回) というやつで、環境省と経済産業省の合…

6月の国連気候変動ボン会議に関するNGO報告

ふと思い出したように更新。もう既に1ヶ月以上たってしまいましたが、6月3日〜14日に国連気候変動会議が開催されてました。政府による「結果概要」は下記。 国連気候変動枠組条約に関する特別作業部会及び補助機関会合(結果概要)(2013年6月14日) IISDに…

安保理と気候変動

先日の安保理会合は、日本にとっては当然北朝鮮問題が注目の話題だったわけですが、実は、その脇で気候変動の話題も採り上げられました(2月15日)。といっても、安保理の正式な話題として採り上げられたのではなく、イギリスおよびパキスタンの呼びかけでも…

京都議定書の記念日と移行期に

今日は、あまり知られていないと思いますが、8年前の今日、京都議定書が発効しました。そして、今年は同時に、京都議定書の第1約束期間から第2約束期間への移行期の年でもあります。京都議定書が持った意義は、単に先進国に排出量削減目標を課したというだけ…

バンコク会議が終わったようだ

今年2回目の国連気候変動会議として開催されていたバンコク会合が先ほど終了したようだ。今回は、8月30日〜9月5日までの1週間という短い会合だった。 具体的には、ダーバン・プラットフォーム特別作業部会(ADP)、国連気候変動枠組条約の特別作業部会(AWG …

今日のFT:アメリカEPAの発電所対策

アメリカのEPAが新規発電所に関する排出基準を設定したらしい。 FT: EPA seeks strict limits on coal plants 新規の発電所に限った対策らしいのだが、面白い動向だ。アメリカでは、この前の選挙で議会構成が変わる前までは、キャップ&トレード型の排出量取…

柔軟性メカニズムをめぐる国連交渉について

再度、勉強し始める必要が 震災後、仕事の中でエネルギー政策関連に割く時間が多くなったので、気候変動の国連交渉について割いている時間が相対的に少なくなってしまった。自分がこれまで担当としてやってきた柔軟性メカニズムをめぐる国連交渉のフォローも…

村上春樹氏のカタルーニャ国際賞スピーチ:原子力発電に代わる有効なエネルギー開発を

スペインのカタルーニャ国際賞授賞式で、受賞に際して村上春樹氏が行ったスピーチがちょっとしたニュースになっている。今回の震災および東京電力福島第一原子力発電所事故について言及し、我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。それが僕…

IPCCの再生可能エネルギーに関する特別報告書の図表

5月9日に、IPCCが再生可能エネルギーに関する特別報告書の「政策決定者向けの要約」を公表した。5年程度の間隔で、その時々の気候変動に関する科学の集大成として出される「評価報告書」を「本編」とすれば、この特別報告書はいわば「番外編」とも言える。過…

CO2排出量や温室効果ガス排出量の統計

温室効果ガス(CO2)排出量の統計について意外と解説が少ないので、ちょっと書いてみる気になった。まず、どの統計も、CO2という1種類のガスのみの話をしているのか、それとも温室効果ガス全種類(通常はCO2も含めて6種類)の話をしているのか、少し注意をす…

来週からボン会議

来週月曜日から2週間、今年2回目の国連気候変動会議が、ドイツ・ボンで始まる。前回は4月にタイ・バンコクで開催されたが、その際は、昨年末のCOP16・COPMOP6(メキシコ・カンクン)での建設的な雰囲気はどこへやら。かなり険悪な対立ムードのまま会議は終わ…

菅首相の施政方針演説の中での気候変動(温暖化)対策

今日から国会が始まった。施政方針演説*1で、菅さん、気候変動について何かいうかなーという淡い期待を抱きつつも、仕事中にチェックすることが出来なかったので、ネットで探したら、 時事ドットコムに全文が載っていた。ザーッと全体を眺めてみたけど、ごく…

“予想通り”の気候変動?

世界気象機関(WMO)が、2010年の世界の平均気温が1998年や2005年と並んで過去最高だったということを発表した。まだ暫定みたいで、最終的な発表は3月になるそうだが。 WMO: 2010 equals record for world’s warmest year 確かに昨年は世界各地で猛暑のニュ…

新しい内閣の気候変動問題についての立場は・・・?

#この前書きかけてポストするの忘れた記事です。また今更のネタだけれど、この前、内閣改造が行われ、「菅第2次改造内閣」が発足した。気候変動対策が、昨年末に開催された「地球温暖化問題に関する閣僚委員会」において大幅に後退し、今後の政策の見通しが…

NOAAのYouTube動画

いつも見ているClimate Progressの記事で紹介されていたもののパクリなんだけど、面白かったので紹介。アメリカのNOAA(アメリカ海洋大気圏局)が運営しているサイトで、Carbon Trackerというのがある。ここがYouTubeにチャンネルを持っていて、そこに登録さ…

アメリカの中間選挙を経て

アメリカの中間選挙は予想通り、共和党が議席を伸ばし、民主党が負けた。一般論としては、これで、ますますアメリカにおいて気候・エネルギー法案が通る望みは小さくなり、それによって、国際交渉はますまず厳しくなると言われている。そんな最中でも唯一の…

地球温暖化対策基本法案が衆院を通過

昨晩、地球温暖化対策基本法案が衆議院を通過した。http://www.asahi.com/eco/TKY201005180554.html少し揉めたようではあるが、ひとまず通過し、議論の場は参議院に移った。ウェブキャスト等をまだ見ていないので、14日の環境委員会での様子も、昨晩の本会議…

アメリカ議会上院気候・エネルギー法案プロセスのこれまで

ケリー=リーバーマン法案の発表 ちょっと前に「歴史的な数日間」というタイトルでエントリーを書いてから、けっこうな日にちが経ってしまった。決着には、「数日」どころではなく、日が必要だったようで読みが浅かった・・・。昨日12日、ついにというか、や…

歴史的な数日間

多分、ここ数日間のアメリカの議会・上院の動向は、歴史的にも重要な 数日間になるだろう。今日(月曜日)に発表される予定だった気候・エネルギー政策法案のついて、共同提案者になる予定だった共和党議員Grahamが、民主党が移民政策法案を優先させる方針を変…

地球温暖化対策基本法案の閣議決定と中長期ロードマップの議論

この間、国内的なビッグニュースとしては、なんといっても地球温暖化対策基本法案が閣議決定されたことだろう。 環境省報道発表資料平成22年3月12日:地球温暖化対策基本法案の閣議決定について(お知らせ) いろいろあったが、 とりあえず、国際合意を条件…

83の企業がオバマ大統領・議会メンバーに包括的な気候変動・エネルギー法案を求める書簡を提出

お国柄なのか、アメリカは、気候変動対策に反対するロビーも強いが、むしろ自分たちが望む形で政策を作って欲しいと考えて、逆にロビーする企業もいたりする。 We Can Lead: Over 80 U.S. Companies Call on President Obama & Congress to Enact Comprehens…

BASIC グループ

今月25(月)〜28日(木)の予定で、いわゆるBASICグループの会合が開かれるらしい。BASICとは、ブラジル、南アフリカ、インド、中国の4カ国からなるグループである。これらの国々は、成長著しい新興国として、気候変動交渉の中でも重要な役割を果たしている…

ボリビアが気候変動に関する国際会議を開催?

ちょっと前のエントリーで、コペンハーゲン会議の結果について書いた。その時、注目すべき動向として、ベネズエラやボリビア等のALBA諸国の動向というのにちょっと触れた。そのボリビアが、気候変動に関する“オルタナティブ”な国際会議を開催するというニュ…

各国が掲げている削減目標は「2℃未満」にとって十分なのか?(2)

Climate Action Tracker さて、ちょっと間が空いてしまったが、前回の続きである。今回は、Climate Action Tracker を取り上げる。Climate Action Tracker は、ヨーロッパの著名な研究機関であるEcofysや、Nature に載ったカーボン・バジェットに関する論文…

各国が掲げている削減目標は「2℃未満」にとって十分なのか?(1)

全体目標が持つ影響に関する3つの研究 コペンハーゲン会議(COP15・COP/MOP5)までの過程の中で、先進国や一部の途上国は自国の温室効果ガス排出量削減に関する中期目標(〜2020年)を自主的に発表している。日本が、政権交代後、2020年までに1990年比で25%…

コペンハーゲン会議の結果について

デンマーク・コペンハーゲンでの国連気候変動会議(COP15・COP/MOP5)が終わって、早くも2週間が過ぎ去り、もう年の瀬だ。今年は色々なことがあったが、この会議に照準を合わせて色々やってきたので、それがあんな形で終わると、がっかりしてしまって、少し…

同僚の書いた本

忙しい時期に「ちょっと休憩」のつもりでブログを書くのをお休みしたら、そのまま3ヶ月が経ってしまった。いつもそんなんばっかりだが。気がつけば、もうコペンハーゲン会議直前だ。そんな時期に、同僚が本を出した。地球温暖化の最前線 (岩波ジュニア新書)…

ドイツ・ボンでの初日。国連気候変動ボン会議IIIへ向けて

昨日(7日)の晩にドイツ、ボンに到着した。月曜日から始まる国連気候変動ボン会議IIIに仕事で参加するためだ(10日〜14日)。今回は、AWG LCA とAWG KP それぞれの非公式会合が開催される。「AWGって何さ?」という方は、昨年のポズナニ会議の時に書いたエ…

各選挙区の候補者の温暖化対策への姿勢が分かるサイト

ちょっと仕事に関連してしまうのだけれど、広く関心のあることだと思うので少し宣伝。うちの団体も参加しているMAKE the RULE キャンペーンが、昨日、各選挙区での候補者の温暖化対策に対する姿勢をチェックできるサイトを作成した。 未来を選べ! 衆議院議…

公明党・社民党・共産党のマニフェスト/選挙政策

昨日は民主党のマニフェストについて言及したが、今日、改めて各党を見てみると、結構、各党とも出している。ということで、昨日に引き続き、各政党のマニフェストもしくは選挙政策について、気候変動政策関連分野のみ、ざっと見ておく。昨日の民主党の時と…

民主党のマニフェスト発表

今回の選挙は、ひょっとしたら政権交代がありうるかもしれない選挙ということで、世間的にもきわめて注目度が高い。個人的にも、楽しみ(?)な選挙だ。気候変動政策の分野においても、現政権が存続するか、民主党が政権を奪取するかによって、その後の政策…

G8とMEF:長期目標で共通認識深めるも・・・

7月8日〜10日の日程で、イタリアのラクイア(L'Aquila)という場所でG8およびMEF(主要経済国フォーラム)が開催された。map:x13.399972915649414y42.35201090701361:map元々はラ・マッダレーナ(La Maddalena)という場所で開催されるはずだったものが、ベ…