「論点整理」パブコメ

今日はもう疲れてしまって、あんまりコメントする気力もないのだけれど、京都議定書目標達成計画の評価・見直し過程で、先日までの審議会(中環審・地球環境部会と産構審・環境部会地球環境小委員会の合同部会)の議論を受けて、今後の議論のための「論点整理」について、意見募集が始まっている。

まだ議論は序盤であるといえるが、今後の議論のアジェンダに影響してくるという意味では重要な機会になるだろう。

ここ最近になって、ポスト2012に関連した議論とともに、国内対策に関する評価・見直しにおいても、かなり雲行きが怪しくなってきている。合同部会の委員の中には、議定書の目標は守れないということをはっきり言うべきだという人までいたらしい。

経済同友会経団連が、相次いでポスト2012をにらんだ意見を発表したが、その中でも、京都議定書不平等条約であるという主旨の主張が強く出ている。

また、日本政府が、5月のAWG(アドホック・ワーキングループ)へ向けて出した意見の中でも、エネルギー効率の達成度合いをきちんと考慮した枠組みになるべきだという主張がある。

それ自体は単体として聞けば、それなりに正しい部分もあるとも思うのだけれど、今の議論の文脈では、ちょっと微妙な内容が多い。その辺のことを、少し時間がとれたら書いてみたい。