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日本政府が6月に長期目標を掲げる?

温暖化 国際交渉 国内政策

昨日の朝日新聞朝刊のトップに、「政府、温室効果ガス60〜80%削減案 50年時点で」という記事が出ていた。

なんでも、町村官房長官が、10日に行われた講演の中で、日本が長期(2050年)の目標について述べる可能性について言及したらしい。

日本政府は、昨年に安部前首相がかかげた「美しい星50」というイニシアティブや、G8ハイリゲンダム・サミットの合意、そして、今年1月のダボス会議での福田首相の演説を通じて、「2050年までに、世界全体の排出量を現状から半減」にすることを目標として掲げてきている。しかし、これはあくまで「世界全体で」の目標であり、その中で「日本がどれくらい削減するつもりなのか」ということについては、明確にしてこなかった。

今回、洞爺湖でのG8サミットを迎えるにあたり、ホスト国としての面子をたてるためにも、なんらかの形で気候変動問題解決に対する意志を示さなければならないと考えたものと思われる。

長期目標は、日本全体としてどんな方向を目指すのかを示す意味でとても重要なものだと思うので、これを掲げるという動き自体は良いことに違いない。しかし、穿った見かたをすれば、これは、今回はおそらく、より直近の政策への影響が大きい「中期」(2020〜2030年)の目標は掲げないだろうという読みにもなる。

中期や長期の目標を掲げること自体にあまり好意的でない国内の意見もあるので、ホスト国としてリーダーシップをとらなければいけないこととの間をとったということなのだろうか。

朝日新聞の記事では、60〜80%という数字が具体的にあがっていたが、果たしてどんな数字が出てくるのだろうか。その辺も見どころである。