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福田総理の辞任と温暖化政策の継続性

福田総理が突然辞任した。新聞やテレビでの反応をみていると、内閣改造臨時国会召集後の突然の投げ出しに対して憤りを感じている人が多いようだ。

私は「この時期に辞めちゃうのか」という半ば驚きとある種のあきらめ感をともなった不思議な気持ちにさせられたが、それ以上に気になったことがある。

それは、温暖化対策の継続性、特に排出量取引制度の「試行的実施」に関するそれである。

今年6月9日に発表した通称「福田ビジョン」の中で、福田総理は、温室効果ガス排出量削減に関する長期目標と、国内対策としての排出量取引制度の試行的実施を発表した

長期目標については、未だに国内に異論はあるものの、安倍政権時代からの流れを受けて、国内的な目標を発表したところがあるので、まだ大丈夫だと思う(楽観的かもしれないが)。だが、試行的実施の方は、官邸の政治的決断として押し切った部分がある上、予定では今月内に仕組みを整えて来月から実施するという現に間近に迫ったものであるためどうなるのかやや心配である。

遅れたとしても実施はされるだろうが、総理官邸という後ろ盾を失った試行的実施が、果たして排出量取引制度を正当に評価できるようなものとなりえるか、やや心配である。