中期目標発表の後

昨日、予定通り麻生首相が中期目標を発表した。

スピーチのテキストとその動画は、官邸のウェブサイトから見ることができる

大方の予想通り、2005年比15%(1990年比に直すと約8%)の削減という目標だった。

それ以外の部分では、特にこれまで言っていないような大きな発表はなかった。

色々と書きたいこともあるのだが、ちょっと今日も疲れてしまったので、また後でということで。

ただ、1点だけやはり印象的だったのは、海外の反応でポジティブなものはほとんどないということだった。

UNFCCCの条約事務局長のイボ・デ・ブア氏の発言もおもしろかった。日本の目標をどう思うかと聞かれて、「この職について2年半、初めて、何といっていいかわからない」と答えていた。何といっていいかわからないといったので、ポジティブにもネガティブにもとれるはずなのだが、あきらかに、その発言の裏には失望感があったのは明白だった。