長岡の花火大会

8月3・4日とお休みを頂いて、両親・妹と一緒に長岡の花火大会に行ってきた(父の実家は新潟)。

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大会自体は8月2・3日の2日間開催されたのだが、うちの家族が見たのは3日の一日だけ。初日は、終盤から雨が降ったらしいのだが、2日目は良い天気にめぐまれ、花火鑑賞にはベストコンディションだった。

夕方から、さながら民族大移動のようにぞろぞろと会場に人々が歩いていくのを見て、ふとボストン大学の大学院時代に、フェンウェイ・パークに人々がRed Soxの試合を観るためにぞろぞろ歩いている様子を思い出した。全然、雰囲気は違うのだけれど。

長岡の花火大会は、もともとは戦没者の慰霊祭として行われたのが興りだそうだ。単なるお祭りだと思っていた自分がちょっと恥ずかしい。

2時間にわたる花火大会は、始まる前は長いかもなあと思ったけれども、始まってみると(場所が良かったこともあり)時間の流れを忘れさせる素晴らしい花火だった。

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震災からの復興を祈念して開始されたらしい「スーパーフェニックス」と呼ばれる6ヶ所同時にうち挙げる花火は、まさに視界いっぱいに花火がひろがる圧倒的なスケールだった。

また、その威力故にやや遠方から打ち上げを行う名物の「三尺玉」は、その遠さがために見え方としてはやや普通に見えてしまうが、大気を震わすその迫力は圧倒的だった。

写真も撮ったけれど、スーパーフェニックスの幅と畳みかけるような迫力はファインダーには収まりきらないし、三尺玉の(文字通りの)衝撃は、私の拙い写真ではとても捉えきれない感じだった。

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花火の煙がこもりすぎて次の花火が見えにくくなることもあまりなく、よい天候に恵まれたのは幸運だった。

日本人に生まれて良かったと思う瞬間。