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来週からボン会議

バンコク会議の様子

来週月曜日から2週間、今年2回目の国連気候変動会議が、ドイツ・ボンで始まる。

前回は4月にタイ・バンコクで開催されたが、その際は、昨年末のCOP16・COPMOP6(メキシコ・カンクン)での建設的な雰囲気はどこへやら。かなり険悪な対立ムードのまま会議は終わってしまった。

バンコク会議では、2つの特別作業部会が開催されていたが、そのうちの片方(AWG LCA)は、なんと議題の採択だけで終わってしまった。「会議が議題の採択だけで終わるってどういうことよ?」と思われるかもしれないが、前回のバンコク会議は、形式上は今回のボン会議と1つの会議なので、要するに「前半は議題の採択だけで終わった」という形になる。

対立の原因は、昨年のカンクン合意の扱いをめぐる解釈の違い。先進国は、カンクン合意の「実施」こそがこれからの優先作業であると解釈し、途上国は、カンクン合意で漏れてしまった部分も今後議論していくべきだと主張。この考え方の違いが、議題の構成の仕方にあらわれて、膠着状態に陥った。結局、どちらかといえば、途上国の意見に寄り添った形で議題は採択された。

もう1つの作業部会(AWG KP)も、2005年以降あまりに進展がないことに業を煮やした途上国が、京都議定書の第2約束期間についての政治的な決定ができない限り、柔軟性メカニズムだの森林吸収源だのという技術的な議論に応じるつもりはない、と議論を絞ることを強く要求。先進国の側は、そういう技術的なルールが決まらなければ、第2約束期間の目標の議論なんぞできないと主張。こちらは、最後まで妥協は成立しなかった。

今回のボン会議の課題は、こういう状態から、いかに建設的なムードを作り出し、今年末の南アフリカ・ダーバンでのCOP17・COPMOP7での合意に結びつけていけるか。今回のボン会議を終えると、ダーバンまであとは、9月末から10月に予定されている会議があるのみ。

さてどうなるか。