国産世論調査で、気候変動が一番の脅威として認識される

ニュースをチェックしていて、下記の時事の記事を見つけました。

元ネタは、Pew Research Centerによる国際的な世論調査です。

世界各国の一般市民に、国際的な問題の中で、何を一番の脅威と感じているかを聞いた調査です。それによると、地球規模での気候変動を選んだ人の割合が一番多かったそうです。

やや驚きです。それなりに高いところには来るとは思うのですが、1番というのは。

各国別に見ていくと、それなりにばらつきがありまします。日本では、1番はISIS(72%)、2番目は中国との領有権争い(52%)、そして、3番目に、地球規模の気候変動(42%)が来ます。例の人質事件があった時期と調査期間が被ったからかなと思いましたが、人質事件があったのが今年始めで、この調査が行われたのが今年の5月でしたので、ISISに対する不安というのは結構根付いたようですね。

「4割の人が脅威と思っている」という数字は、少し微妙ですね。国際的に見て、ことさらに低いわけではありませんが、決して高くもありません。

ちなみに、調査対象になった40カ国の中で、「地球規模の気候変動」を選んだ市民が7割を超える国をピックアップしてみると(特に7割に根拠はないのですが)、インド、フィリピン、ブラジル、ペルー、ブルキナファソ、ガーナ、ウガンダでした。けっこう、地域的にはばらけているかもしれませんね。