気候サミット2014へのオバマ大統領と習近平総書記の参加?

気候”サミット”

今年9月23日に、潘基文国連事務総長の主催で気候サミット2014(Climate Summit 2014)が開催されます。
これは、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)に基づいて、継続的に開催をされている締約国会議(COP)などの会議とは別で、言ってみれば一過性のイベントなのですが、招待されるのが基本的に各国首脳なので、注目を集めています。

COPとの比較で言いますと、COPやそれへ向けた会議というのが、通常は1〜2週間の会期で開催され、各国から実務レベルの交渉官が集まって交渉が行われるのに対し、今回のサミットは基本的に一日だけのイベントで、首脳クラスが主役です。
そういう性質上、細かいルールやら何やらを議論するというよりは、気候変動問題に対して、各国首脳クラスがモノを言う事によって、政治的な勢い(英語ではよくmomentumと言ったりしますが)をつけることに主眼があります。
今回は、各国のスピーチの他に、色々な分野で、様々な国や地域が実施しているイニシアティブを発表しまくるということもされるようなので、すでに動いているものも含め、首脳クラスからお墨付きを与えることによって、さらに盛り上げていこうという意図があるんでしょうね。

オバマ大統領と習近平総書記の出席?

この気候サミットに、オバマ大統領と習近平総書記が出ることが確認されたとの記事が流れています。

RTCCの記事の書き方だと、直接両国政府に確認がとれたというよりは、フィゲレス国連気候変動枠組条約事務局長が両国首脳が来ると言ったというだけのようなので、ちょっと微妙です。
が、The HillやGreenwireの記事では、ホワイトハウスの確認もとれたと書かれているので、おそらくアメリカの方は確認がとれているようで。
中国の方はまだ確定かわからないですね。
出席すればいいってもんでもないですが、アメリカと中国の首脳レベルから、パリ合意へ向けた強い意志が発表されれば、それは間違いなく追い風にはなるでしょうね。
安倍首相にも出て頂くことを期待したいと思います。