『不都合な真実』

元・米副大統領だったアル・ゴアが出演しているドキュメンタリー映画、An Inconvenient Truthが10月28日にから日本でも公開されるそうだ。

先日、唯一の趣味である映画鑑賞のためにウェブサイトを色々と見ていたら、公式ウェブサイトを発見した。アクセスするといきなりプレビューが始まるが、それ以外にはまだコンテンツが出そろっていない。ちなみに、アメリカの本家の方のサイトにはブログやら何やら色々とある。

"An Inconvenient Truth"というタイトルをどうやって訳すのだろうかと思っていたら、「不都合な真実」とそのまま訳していた。日本語にしてみるとちょっと突飛な感じがしなくもないが、少なくとも日本の文脈に合わせてというような押しつけがましい解釈で勝手に原題をむちゃくちゃに訳されてしまっている近ごろの洋画タイトルよりは好感が持てる。

昨日、『スーパーマン・リターンズ』を見に川崎のTOHOシネマズまで行ったらチラシも置いてあった。

仕事に(当然ながら)関わる内容なので、米国で公開された頃から噂は聞いていた。他国のオフィスの同僚から話を聞いていたけれども、みんな概して好評価だし、海外のブログなどを見ても結構評価が高い。本も見せてもらったことがあるが、やはり映像で観てみたい。上述のプレビューを見た感じでは、映像が持つ力を存分に使っている感じだで、観るのが楽しみだ。どういった事例とどういう映像を、どういう言葉で描いているのかをちゃんと観てみたいと思う。

だいぶ前に公開され、やはり同じように温暖化を題材にしていることで話題になった『デイ・アフター・トゥモロー』の方は物語を描いた映画だったが、『不都合な真実』は、ドキュメンタリー映画である、という点も面白い。恋愛であれ悲劇であれ、物語が好まれる映画にあってドキュメンタリーでヒットを飛ばすというのは、けっこう難しいに違いない。そんなか、『ボウリング・フォー・コロンバイン』のように、こうしたドキュメンタリー映画が話題を呼んでいるというのが少し意外だ。

同時期(10月21日〜29日)に開催される東京国際映画祭の特別招待作品だそうだ。

10月28日というと、ちょうど今年のCOP12・COP/MOP2が開催される1週間ちょっと前になる(今年は11月6日からケニアのナイロビで開催される)。そこを狙ったのかどうかは分からないが、タイミングとしても悪くない。日本ではどれくらいヒットするだろうか。